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退屈な文章でごめんなさい。

植物の栽培について (その1)

まず始めに、植物の栽培については残念ながら絶対唯一の方法というものがありません。

現在一般に知られる栽培方法は先人が試してきた経験則の集大成

です。ですから再現性については約束できるものではありません。そのことは、育児や飼育と似ています。大まかな方向は指し示せますが必ずしも同じには育ちません。人間や動物に個々の特性(個性)があるようにタネや苗も同じように個々の特性があります。また、周りの条件(一つ一つは些細な条件の違いでもそれらが複雑に絡み合う)が違っています。パソコンの操作方法には再現性がありますが(操作方法が同じなら結果も同じです。)植物の栽培はその再現性が低いのです。ですから

参考文献によって栽培方法に差異がみられる

のです。それぞれの著者にとって現時点で一番成績が良かった栽培法が記してあると考えてください。参考意見として捉えたらいかがでしょう。いろいろな著者のものを集めてみると平均値が見えるようになると思います。その平均値からそれぞれの栽培方法を見つけてみたらいかがでしょうか。

 また、植物を栽培する上でよく参考にされるのが“原産地”です。それを知ることは参考になります。ただし、

植物にとって原産地は必ずしも最適条件の場所ではない

と考えてください。もしも最適条件の場所ならばその植物は今よりもずっと繁殖しているはずです。地理的条件やその周りにある植物類、また動物類・生物類をも含めて妥協点が原産地であると考えた方が良いかもしれません。原産地を参考にするときには国名や地域名だけでなく地理条件(標高・緯度・土質など)・気象条件(気温・降雨量・湿度・日照量など)等も含めてみてください。

  原産地はその植物にとって増えすぎず、絶えず、何代にもわたって生き続けられる

 そこそこの条件地だと考えればよいかもしれません。

今日はとりあえずここまででごめんなさい。